About

一着の服には、 その人だけの時間や記憶が宿ります。 日々を重ね、 笑った日も、泣いた日も、 何気ない日常をも包み込みながら、 人生の瞬間とともに歩み やがてあなたの物語になっていく、 そんな服を目指して さまざまな布を組み合わせ、 その布だからこそ生まれる表情や 偶然の美しさを大切にしながら、 世界に一着だけの服を仕立てています。 埼玉県春日部市の小さなアトリエでは、 洋裁教室も開いています。 初めて洋裁に触れる方から経験者まで、 一人ひとりのペースに合わせて 長く楽しめる服づくりをお伝えしています。 洋裁は、 技術を身につけるためだけではなく、 「作りたい」という気持ちを 形にする喜びを知る時間です。 一枚の布が、 世界でたった一着になるまでの 過程を楽しみながら、 自分のために 誰かのために 服を作る時間そのものが、 人生の物語の一部になれば嬉しく思います。 《十色社 / toiroshaという名前について》 「十色」は、 「十人十色」という言葉から。 生き方も、価値観も、 好きな色も、心ときめくものも、服も、 人それぞれ違っていい。 十色社では、流行や誰かの正解ではなく、 その人らしさに優しく寄り添う服を 作りたいと考えています。 そして「社」は、 人が集い、つながり、 ものづくりが育まれる場所。 作品を手に取ってくださる方も、 洋裁教室で学ぶ方も、 この場所を通して、 それぞれの人生の物語が紡がれていく。 そんな願いを込めました。 ≪洋服作家・講師≫ 田部井 莉枝 / Rie Tabei 幼い頃から、おしゃれとものづくりが 大好きでした。 大学卒業後、京都の服飾専門学校へ進学。洋服づくりの基礎から応用、専攻科ではオートクチュールを学びました。学生時代は舞台衣装制作や映像作品のスタイリストとしても活動しました。 卒業後は、パリコレクション・東京コレクション出展ブランドでパタンナーとして勤務。ショー作品をもとにしたプレタポルテを中心に、ドレス、フォーマルウェア、カジュアルウェアなど幅広い服づくりに携わりました。 2015年に十色社を立ち上げ、現在は一点ものの作品制作と洋裁教室を中心に活動しています。 パリコレクションで発表される一着も、おばあちゃんが家族のために縫った一着も、誰かの想いが込められた服には、物語と美しさがある、そんな気持ちを大切にしながら、 長く愛され、人生に寄り添う服を 作り続けています。